2021.02.15

介護食

介護食5つの種類と特徴をくわしく解説!市販の介護食の区分も紹介

介護食5つの種類と特徴をくわしく解説!市販の介護食の区分も紹介

誤嚥や誤嚥性肺炎の予防のために、各自の食事能力に見合った形態の料理が必要になり、それは「介護食」と呼ばれている。
高齢になると噛む力や飲み込む力が衰え、食事中にむせたり、せき込んだりすることも増えてくる。思わぬ事故にも繋がりかねないため、その人に合った介護食を選ぶことが重要だ。
介護食とはどのようなものか、種類や特徴を詳しく見ていこう。

1.そもそも介護食とは

介護食とは、噛む力や飲み込む力が弱い人のために、食べやすさに配慮した食事のことである。
食事を噛む力、飲み込む力は個人差が大きく、高齢者では特に顕著である。合わない食事を無理に食べると、上手く飲み込めずむせて気管に入ってしまい誤嚥性肺炎にもなりかねない。食べやすい食事とは非常に重要なものなのである。
介護食の調理方法は、食事能力の段階によって以下の5種類に分けられている。

<介護食の種類>
・きざみ食
・ソフト食・軟菜食
・ムース食
・ゼリー食
・ミキサー食

次章で内容を詳しく解説するので、ご家族にはどんな食事が適しているのか確認してみよう。

2.介護食の5つの種類

介護食でよく使用される5つの食事形態について詳しく解説する。それぞれに特徴や注意点があり、食事能力によって向き不向きがあるため、見極めることが大切だ。

種類

噛む力

飲み込む力

きざみ食

ソフト食(軟菜食)

ムース食

ゼリー食

×

ミキサー食

×

 

きざみ食

食材を細かくカットして食べやすくしたものが「きざみ食」である。
歯がない、入れ歯が合わない、噛む力があまりない方の場合、食材を小さくすると食べやすくなり、食事量の維持ができる。
きざむ大きさで飲み込みやすさが変わるため、個人に合わせて大きさを調整するとよい。
ただし、焼き魚など水分が少ない食材は、きざむとパサつきが出て飲み込みにくくなることがある。出し汁やスープで水分やとろみをつけて、まとまりやすくするとのどを通りやすくなる。また、きざみ食は唾液が少ない人や飲み込む力が弱い人には向かないので注意しよう。

ソフト食(軟菜食)

ソフト食は、歯茎や舌でつぶせるくらいやわらかく調理した食事のこと。軟菜食とも呼ばれ、噛む力が弱い人や飲み込みが上手くいかない方に適している。
食材の形や味が常食と変わりないため、食欲がわきやすく食べやすいが、調理に手間がかかるのが難点でもある。やわらかくするために野菜の繊維を断ち切る、圧力鍋を利用するなど食材に合わせた調理法が求められ、食べる人に合わせてやわらかさを調整する技術も必要とされる。

ムース食

ムース食は、やわらかく調理した食材をミキサーなどですりつぶし、とろみ剤や型などを使って成型した食事のことだ。ソフト食に分類されることもある。
自由に形作れるので普通の食事のような形に整えられ、食欲も損なわない。
まだ流動食段階ではないが噛む力や飲み込む力が弱いという方に適している。

ゼリー食

ゼリー食は、普通食やソフト食をペースト状にしてから、ゼラチンや寒天、でんぷんなどでゼリー状に固めたものである。ゼリーのように喉滑りがよく、口内でつぶさなくても飲み込めるのが特徴。食べる人の状態に合わせて水分量や固さ、舌触りなどを調整する。
飲み込みや噛む力がかなり衰えた人に向けた介護食である。

ミキサー食

ミキサー食は、通常の食事にだし汁やスープを加えて、ミキサーでポタージュ状に仕上げたものだ。噛む力がなく、飲み込む力も弱い人でも食べられる食事である。
ただし、ミキサー食は口の中でまとまりにくいため、喉に流しこむ際にむせやすく、せき込む場合がある。とろみ剤で粘度を程よい状態にするなど繊細な調整がいる。また、見た目がおいしそうでないこともあり、提供時の盛り付けや雰囲気にも気を付けてほしい。

ミキサー食やゼリー食など水分を足して調理する介護食は、十分な食事量をとる
前に水分で満腹になりやすい。栄養がしっかりとれているか丁寧に観察し、必要であれば食事回数を増やすなど、栄養状態を悪化させない工夫が必要である。

3.介護食を選ぶときはUDFの区分を参考にしよう

介護食のきざみの大きさや柔らかさ、粘度などは、製造会社や調理人によって変わってしまうもの。市販の介護食を選ぶときは、ユニバーサルデザインフード(UDF)の区分を参考にするのがおすすめだ。

UDFとは、日本介護食品協議会の規格に沿って食べやすさに配慮した食品のこと。
UDFでは噛む力や飲み込む力の段階別に介護食を区分しており、日本介護食品協議会会員のメーカーが製造する介護食のパッケージにはUDFの区分マークが必ず記載されている。

<ユニバーサルデザインフードの区分>
・容易に噛める(例:ご飯~軟らかご飯、厚焼き卵など)
・歯茎でつぶせる(例:軟らかご飯~全粥、だし巻き卵など)
・舌でつぶせる(例:全粥、スクランブルエッグなど)
・噛まなくてよい(例:ペースト粥、具のない茶碗蒸しなど)

出典:ユニバーサルデザインフードとは|日本介護食品協議会
https://www.udf.jp/outline/udf.html

4.「区分:舌でつぶせる」に対応した宅配弁当

できあがった普通の料理をさらにミキサーにかけたり、細かく刻んだり、ゼリーで固めたりと、手間がかかってしまうのが介護食のデメリットである。
高齢者がいるご家庭であれば、食事だけでなく生活の介助もあり、毎日3食の介護食を作るのは難しいという方も多いだろう。そのようなご家庭には自宅まで届く宅配弁当の介護食がおすすめだ。
例えば、宅配健康食タイヘイのソフト御膳(ムース)は、UDF区分「舌でつぶせる」認定商品なので、噛む力が弱く嚥下障害がある方も食べやすい。管理栄養士と医師が監修しているので栄養バランスや食べやすさも安心だ。
冷凍で保存がきく上、電子レンジで温めるだけで食べられる。また、メニューが豊富で日替わりで違うものが食べられるので、高齢者の食べる楽しみも増す。

ソフト御膳(ムース食)の詳細はこちら

5.まとめ

介護食とは、噛む力や飲み込む力が弱くなった人が食べやすいように配慮した食事である。食事能力に合わせて、きざみ食、ソフト食など5種類の調理方法があるが、ミキサーや圧力鍋、細かく刻む、ゼリー状に固める、とろみをつけるなど一般家庭では調理の負担が大きいのが課題だ。

そんな中、健康食が豊富なタイヘイでは介護食弁当も扱っている。管理栄養士が作成した献立であるため、栄養のバランスもよく、UDFを見て選べば安心して食べることができる。1日1食を宅配弁当に置き換えるだけでも、栄養面の不安や調理の負担が軽減できるので、ぜひ試してみては。

介護食弁当一覧はこちら

 

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