2022.03.10

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一人暮らしの親のために!作り置きを簡単に用意するポイントとレシピ

一人暮らしの親のために!作り置きを簡単に用意するポイントとレシピ

一人暮らしをする親御さんを持つかたのなかには、週末に簡単な作り置きを用意している人も多いのではないでしょうか?一人になってからコンビニのお弁当やスーパーのお惣菜ばかり買ってくるようになったため、栄養面の心配から何か作ってあげているケースもあるでしょう。

しかし、まとまった数の作り置きを用意するのは手間と時間がかかるものです。できるだけ手際よく済ませたいですよね。

そこで、作り置きを効率的に用意するための調理方法や簡単にできるおすすめレシピなどを紹介します。

1.簡単にできる!作り置きの効率的な調理方法

まずは簡単にできる、効率的な作り置きの調理方法について解説していきます。掃除や洗濯など、親御さんの作り置きを用意するほかにもやることはありますよね?時間を有効活用するために手際よく食事の準備を済ませましょう。

副菜と主菜を分けて調理する

副菜と主菜は、それぞれまとめて調理をしたほうが効率よく進められます。その理由は、副菜なら野菜を茹でる・煮る・炒める、主菜なら煮込み・揚げる・タレを絡める・オーブンで調理するなど、それぞれ調理工程が異なる場合が多いからです。

下ごしらえも副菜と主菜、それぞれまとめておこなうと、調理器具を洗う手間も省けるのでおすすめです。

慣れてきたら、主菜のオーブン調理の間に副菜を作るなど、並行調理ができるようになります。

主菜の下ごしらえ→副菜→主菜の順番で作る

主菜の下ごしらえをしてから、副菜の調理、最後に主菜の調理と進めていきましょう。西京焼きなど主菜の具材を調味液に漬け込んでいる間に副菜を調理すると効率よく進められます。

副菜は調理工程が簡単なものが多いので、並行調理もしやすいはずです。

時間のかかるものから調理していく

時間がかかるものから優先的に調理していくのがポイントです。たとえば、ブロッコリーのごま和えときんぴらごぼうを調理する場合は、ブロッコリーを茹でるお湯を沸かし、その間にきんぴらごぼうを作ります。茹でたり煮たりする時間を使って次の調理の準備を進められます。

主菜も同様に、時間のかかるオーブン料理や煮込み料理から作り始めます。完成するまでの間に、フライパンを使って揚げ物や炒め物を作っておくと効率よく進められるはずです。

2.管理栄養士おすすめ!簡単にできる作り置きレシピ

管理栄養士による、簡単な作り置きレシピを副菜・主菜一品ずつ紹介します。どちらもすぐに作れるうえに、冷蔵庫で4日間ほど日持ちします。飽きにくい味付けで、親御さんにも気に入っていただけるはずです。

副菜【フレッシュピクルス】

まずは副菜となるフレッシュピクルスの作り方です。

【材料】

大根 5㎝

にんじん 1/3本

きゅうり 1本

赤・黄パプリカ 各1/2個

その他、好みのお野菜を適量

酢 2/3カップ

水 1/2カップ

砂糖 大さじ3

塩 小さじ1

【作り方】

1.各野菜を、1cm幅ほどの棒状に切ります。

2.調味料をすべて合わせ、電子レンジで温めます(500Wで1分半ほど)。

3.温めた調味をよ料く混ぜて、保存容器に移し、1の野菜も入れます

4.30分~1時間ほど冷蔵庫で漬けたら完成です。

【調理のポイント】

野菜は、歯ごたえがしっかり残る大きさにカットするのがポイントです。サイズが大きすぎても小さすぎても、味がうまく染み込みこみません。また、電子レンジで温めたピクルス液は、人肌程度に冷やしてから容器に移すことで、野菜の食感が失われてしまうのを防ぎます。

保存容器に瓶を使用する場合、あらかじめ煮沸消毒しておくと食中毒予防になるのでおすすめです。

主菜【牛ごぼう】

次に主菜となる牛ごぼうのレシピを紹介します。

【材料】

牛こま切れ肉 250g

ごぼう 1本(150g)

しょうが ひとかけ

水 100ml

酒 大さじ3

みりん 大さじ3

醤油 大さじ1と1/2

白だし 大さじ1/2

いりごま 大さじ1

【作り方】

1.ごぼうは汚れを落とし、ささがきにして水にさらします。しょうがは千切りにしておきましょう。

2.フライパンに、水気を切ったごぼう・しょうが・調味料を入れ、フタをして強めの中火で煮立たせます。

3.煮立ったら、ごぼうがやわらかくなるまで弱火で8分ほど煮ます。

4.フタを取って牛肉を入れ、汁気がなくなるまで中火で5分ほど煮ます。

5.火を止め、いりごまをふったら完成です。

【調理のポイント】

ごぼうの皮はなるべく薄く削ると、うま味と栄養素が損なわれにくくなるのでおすすめです。煮る際はごぼうから先に煮ることで、牛肉が固くなるのを防ぎます。また、強火で煮ると牛肉が固くなりやすいので、火力を落とすように注意しましょう。

3.一人暮らしの親に作り置きを用意する際のポイント

一人暮らしの親御さんに作り置きを用意する際にこころがけたいポイントを紹介します。

食べきりサイズの容器で小分けにする

おかずは食べ切りサイズの容器を使用し、小分けにしておきましょう。大きな容器でひとまとめにすると、口をつけた箸を使って不衛生になりがちです。小分けにすると1回に食べる分量が分かりやすく、食べ残しなど食品ロスを防ぐことができます。

また、小分けにしてさまざまな種類が用意されていると、食事のたびに選ぶ楽しさを味わってもらえるのもメリットです。

使い捨て容器を使う

使い捨て容器なら食器を洗う手間を省けます。親御さんにとって食器を洗うのは負担になりやすく、そのまま放置されることも少なくありません。その場合、作り置きの調理に加えて洗い物の作業が増えてしまいます。

多少コストはかかってしまいますが、100均などでプラスチック製の使い捨て容器を探しましょう。フタが透明で電子レンジ対応のものにすると、中身の確認が容易なうえに、容器ごと温められるので親御さんも楽に感じるはずです。

汁物の作り置きはポリ袋に入れて口を縛っておくと、食べる際に端を切って容器に移し替えるだけですぐに温められます。ご飯も1食ずつラップに包んでおきましょう。

なるべく冷蔵庫で保存する

作り置きをしたおかずは、なるべく冷蔵庫で保存するのがおすすめです。冷凍したほうが保存期間は長くなりますが、親御さんからすると解凍が面倒に感じたり、まだ食べなくても大丈夫と思ったりして、中々食べてくれないケースもあります。

冷蔵庫に入れておくと「早く食べないといけない」と感じて、完食してもらいやすくなるでしょう。

料理名や賞味期限を書いておく

容器によっては一目で何が入っているのか分からないこともあるので、容器にマスキングテープを貼って料理名を書いておくのも良いでしょう。一緒に、賞味期限や電子レンジでの加熱時間なども記載しておくと、よりわかりやすくなります。

4.作り置きを休む場合は宅配弁当を活用しよう

作り置きを継続していくには手順を簡単にするとともに、無理をしないことも大切です。親御さんの作り置きをお休みする場合は、冷凍の宅配弁当を活用しましょう。

ネットから注文すれば、親御さんの自宅までお弁当が届くので、手軽に食事の手配ができます。また、作り置きと同じように冷凍庫にストックしておけば、温めるだけですぐに食べられる状態になるのもメリットです。

お弁当と聞くと、お惣菜やコンビニ弁当などのように栄養が偏らないか心配かもしれませんね。タイヘイの宅配弁当は管理栄養士が献立を監修しているので栄養面でもばっちりです。

たとえば、元気で食欲が旺盛で、食事を楽しみにされている親御さんには、バラエティー豊かで、本格的な料理が楽しめる「たのしみ御膳🄬」がぴったりです。

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バランスよくいろんなおかずを食べたいかたには「彩ごころ🄬」がおすすめです。主菜1品+副菜3品の彩り豊かな構成が特徴です。骨抜き魚を使用しているので安心して食べられるのもポイントです。

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5.まとめ

作り置きを簡単に用意するポイントは、副菜、主菜の順番でそれぞれ調理し、時間のかかるものから優先的に取り掛かることです。慣れたらオーブン料理など時間がかかるものを用意している間に副菜を調理するなど、並行して作業できるようになります。

また、電子レンジ対応の使い捨て容器に料理名や賞味期限を記載して冷蔵庫に入れておくと、親御さんに食べてもらいやすくなります。その際、小分け容器に入れるとより衛生的に保存できます。

もし、毎回の作り置きが大変になってきたら、冷凍の宅配弁当を活用しましょう。冷凍庫にストックできるので、作り置きと同じ感覚で食べてもらえるはずです。あまり根を詰めすぎないように、無理なく作り置きを続けましょう。

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