2020.03.27

健康食

お弁当をバランス良く詰める方法~彩りと栄養バランスでおいしさUP~

お弁当をバランス良く詰める方法~彩りと栄養バランスでおいしさUP~

毎日のお弁当、献立や彩りをどう工夫したらいいか、悩んでいる人は多いのではないだろうか。お弁当はひと工夫するだけで、見た目もおいしさもアップして、栄養バランスが整う食事となる。今回は、お弁当を彩り・栄養共にバランス良く詰める方法やポイントをお伝えしたい。

1.バランス良くお弁当を詰める基本

彩り・栄養共にバランス良く詰められたお弁当を作るためには、いくつかコツがある。まずは基本となるポイントを、5つに分けて解説しよう。

1-1.3:1:2を意識

お弁当で栄養バランスを整えるなら、お弁当箱に対して、主食:主菜:副菜が3:1:2の配分になるように、献立を決める方法をおすすめしたい。

主食は炭水化物を多く含む、ご飯・パン・麺類など。主菜はたんぱく質を多く含む、魚・肉・卵・大豆製品などを使ったメインのおかずを指す。副菜はビタミンやミネラル、食物繊維を多く含む、野菜・キノコ・海藻などを使ったサブのおかずのことだ。

お弁当では多くの人が、主菜を多く、副菜を少なく入れてしまう傾向にある。そのため、常に副菜の存在を意識して、バランスの良い献立を考えるようにしたい。

1-2.おかずの大きさを変える

おかずのサイズは、大・中・小と3つのサイズに分けて準備することで、お弁当箱に詰めやすくなる。

大サイズのおかずは食べ応えがあり、食事の満足感も上がるため1つは欲しい。主菜を選んでも良いし、副菜を大きめにカットして詰めるのもおすすめだ。

小サイズは形を変えやすいため、すき間を埋めるのに適している。中サイズは、大・小とのバランスを見ながら用意する。大サイズをカットして、中サイズとして使うこともできる。

1-3.赤・黄・緑がベース

赤・黄・緑の3色は必ず取り入れよう。見た目が良くなるだけでなく、自然と栄養バランスも整いやすくなるからだ。特に緑をしっかりと入れることで、副菜量の確保が容易になる。

【3色の食材の一例】
赤の食材 :梅干し・ニンジン・トマト・鮭・タコ・たらこ・カニカマ
黄色の食材:卵・トウモロコシ・かぼちゃ・さつまいも・パプリカ・レモン
緑の食材 :ブロッコリー・青菜・アスパラガス・きゅうり・いんげん

調味料として足すならば、赤はケチャップやチリソースを。黄色はカレー粉やマスタード、緑はバジルソースや抹茶などが挙げられる。

1-4.調理方法に工夫を

おかずを作るときは、焼く・煮る・揚げるなど、複数の調理方法を使おう。

焼き物や煮物だけなど、調理方法が偏ってしまうと、色合いが地味になりがちだ。塩もみした野菜や漬物、ミョウガやレモンなどを足すと華やかさが加わる。同じ火を通す調理方法でも、野菜はお浸しなどにすると、見た目の変化だけでなく味や食感の変化も楽しめる。

また、揚げ物ばかりとなると、エネルギー量が多くなりすぎてしまう。主菜が揚げ物なら副菜はお浸し、副菜にポテトサラダを付けたいなら主菜は焼き物にするなど、調理方法の組み合わせ方も考えたい。

1-5.栄養バランスは意識しすぎない

彩りの良さを意識しながらおかずを作っていれば、自然に栄養バランスの偏りも出にくくなるため、あまり意識しすぎる必要はない。

ただし、キャラ弁などの彩りばかりを重視したお弁当では、栄養バランスが崩れやすくなる。その場合は、しっかりと3:1:2のバランスを意識して料理しよう。

2.おいしさ引き立つ+α

同じ料理を詰めるのでも、少しばかりの手間を加えるだけで、視覚から伝わるおいしさをアップすることができる。簡単な工夫ばかりであり、ぜひ実践してみてはいかがだろうか。

2-1.立体的にする

おいしそうに盛り付けるコツは、立体的に見せることにある。寝かせて詰めるだけでなく、食材同士を立てかけるように詰めると、立体的に見せることができる。飛び出すように盛り付けると、さらに食欲がそそられる。

まずは主食、大サイズのおかずを詰める。次に形が崩れやすいおかずや中サイズのおかず、最後に小サイズのおかずの順に詰めていくと、きれいな見た目になりやすい。

2-2.紫・黒でアクセントを

赤・黄・緑の基本の3色に、紫・黒の2色をアクセントカラーとして添えるだけで、全体の色味がぐっと引き締まる。

紫は、紫キャベツや紫玉ネギ、柴漬けなど。サツマイモの皮を残して色味を加える方法もある。黒は海苔やひじき、黒豆などだ。ゆかり粉や黒ゴマ、黒胡椒などを主菜や副菜に少量振っても良いだろう。

2-3.味の濃い・薄いでバランスを

冷めた状態で食べることが多いお弁当は、つい味付けが濃くなりがちになる。栄養バランスはもちろんだが、塩分の摂り過ぎも控えたい。味の濃いおかずと薄いおかずに分け、交互になるように詰めていくと、食べたときのアクセントにもなりおすすめだ。

レタスやキャベツを仕切りとして使うと、手軽に緑色が増やせる。ただし、生野菜は食中毒の危険があるため、特に夏場などは気を付けて欲しい。しっかりと洗浄した上で、水気を完全に取り除いてから使おう。

3.お弁当に詰める際のポイント

お弁当を作る際は、食材の含む汁気や全体のカロリーにも気を配りたい。日々の健康にも繋がるため、次の2つのポイントをきちんと把握しておこう。

3-1.水気をしっかりとる

お弁当にとって、多すぎる水分はおかずやご飯を痛める原因だ。

水分の多いおかずは、傷みやすい。漬物や煮物など、水気が多いものや出汁が出るものは、しっかりと絞るか、キッチンペーパーなどで水分を取り除いてから詰める必要がある。

水分の出やすいおかずは、すりごまやかつお節、とろろ昆布などといった粉末・乾物系と組み合わせることをおすすめする。食材から出てくる水分を吸い取ってくれ、料理の風味もアップするため、ぜひ試してみて欲しい。

また、温かいままお弁当に詰めると、料理から出る蒸気がこもって水分となってしまう。ご飯もお皿に広げるなどして、必ず冷ましてから詰めるようにしたい。

3-2.お弁当の大きさがカロリーの目安に

ここまでに述べてきたポイントをしっかりと押さえたお弁当を作成すると、お弁当箱の容量とカロリーが同程度なる。つまり、一食の摂取カロリーをコントロールしたければ、年齢や運動量に合わせてお弁当箱の容量を調整すれば良い。

一般的に、成人男性なら850~900ml、成人女性なら650~700mlが目安である。お弁当箱を裏返すと容量の記載されている物が多い。容量が分からない場合は、100ml=100g=100ccであるため、水を入れてみれば分かる。

4.お弁当箱で遊びを

お弁当箱には、楕円形・長方形・細長・正円などのいろいろな形や、2段や3段になっているものもある。素材もステンレス・木・竹製・プラスチックなどさまざまだ。自分にとって扱いやすいもの、暮らしにあうものを選びたい。

何種類ものお弁当箱を持つことは難しいが、仕切りの位置を変える、ご飯の上におかずをのせてみるなど、中身の配置を変えるだけでも違った印象が楽しめる。また、日によってお弁当を包むクロスを取り換えるのも、手軽に気分を変えられるためおすすめだ。

5.まとめ

お弁当は、主食:主菜:副菜を3:1:2の割合で用意するとバランス良く詰められる。

複数の調理法で赤・黄・緑の3色をそろえ、立体的に盛り付けると、見た目も華やかになり栄養バランスも整いやすい。さらに、紫、黒をアクセントとしてプラスすることで、一段上の仕上がりになる。また、食中毒の危険を減らすためにも、しっかりと冷まし、汁気を取り除いてから詰めることが大切だ。

お弁当箱は自分が使いやすく、一食分のエネルギーにちょうど良いサイズを選ぼう。おかずの配置やクロスを変えると印象も変わる。栄養をバランス良く摂りながら、毎日のお弁当を楽しみたい。