2019.08.26

高血圧対策

高血圧の種類と症状、血圧が高くなる原因を解説

高血圧の種類と症状、血圧が高くなる原因を解説

高血圧の基準は、家庭血圧(自宅で計測した血圧)の場合、収縮期血圧が135mmHg
以上、または拡張期血圧が85mmHg以上となっている。
今回は、種類によって異なる原因や症状対策法をご紹介する。

1.高血圧の種類

高血圧は、収縮期血圧のみ高く拡張期血圧は正常である場合や、収縮期血圧は正常であるが、拡張期血圧は高い場合、両方とも高い場合がある。

上、下どちらも基準値を超えるだけでなく、どちらか一方が超えていれば、高血圧とされるため、それぞれ生活習慣の改善が必要となる。
食事の見直しや体重コントロールなどが大切だ。

まずは、各ケースについて、詳しく解説していく。

1-1.収縮期血圧(上)が高い

収縮期血圧(いわゆる上)が基準より高く、拡張期血圧(いわゆる下)が正常の場合、動脈硬化が考えられる。

血圧は、血管の弾力性が関係しており、動脈硬化が進むと、収縮期血圧は高くなるが、拡張期血圧は低いままの状態になるとされている。

先述の通り、収縮期血圧が高いだけでも高血圧と診断されるため、血圧を基準値に戻すことが必要になる。

1-2. 拡張期血圧(下)が高い

拡張期血圧は、血管が拡張し血液の流れが緩やかな状態が、最も低いといわれている。一般的に、血圧は年齢とともに上昇しやすくなるが、拡張期血圧(下)は、加齢と共に下がる場合も多い。

拡張期血圧が高くなる原因は、血管壁が固く血液が流れにくい状態になり、心臓から排出される血圧量が少なくなっているものの、大動脈に血液が蓄えられることで、拡張期に送られる血液量が減少していないことが考えられる。

拡張期血圧だけが高い場合も高血圧の1つとされるため、食事や生活習慣を見直す必要がある。

1-3.収縮期血圧/拡張期血圧ともに高い

収縮期血圧、拡張期血圧ともに基準値よりも高い状態は、一般的な高血圧状態といえる。

この状態が続くと、血管や心臓に負担がかかるため、自覚症状がなくても、動脈硬化や心臓肥大といった症状が進むことがわかっている。※1
血圧が高いほど、循環器死亡率も上がるため、血圧のコントロールが必要だ。

※1 参照
血圧の話|国立循環器研究センター

2.血圧が高い場合の対策法

ここからは、食習慣や生活習慣で血圧が下げる方法を紹介していく。

2-1.食事

高血圧予防のためには、塩分摂取量を適切な量に抑えることが重要。
高血圧の場合、1日6g未満が塩分摂取の目安とされている。
食事の際は、野菜を積極的に取り塩分排泄作用があるカリウムを摂取することも効果的。また、過度な飲酒は血圧を上昇につながるため、1日ビール中びん1本まで、日本酒なら1合までとし、週1日以上は休肝日を設けることが大切である。

腎臓には、水と塩分を体外に排出し調整する役割があるが、処理できないほど多く塩分を摂ると、血圧の高い状態が続いてしまう。また、塩分を摂りすぎると水を飲む量が増え、血液量とともに血圧が上昇することもある。

2-2.肥満

肥満は血圧を高くする原因となるため、減量で降圧効果が期待できる。
そのためにも、適正体重を維持するには、過食を控え、腹7~8分目を心がけたい。体重の変化に気づくためにも、週1回以上体重を確認することをおすすめする。

また、食物繊維はコレステロールの排泄に役立つだけでなく、よく噛むことにもつながる。早食いの人に肥満が多いことはわかっているため、食物繊維を多く含む、豆類、根菜類などの野菜を毎日の食事に取り入れたい。

2-3.生活習慣

食事以外にも、ストレスや喫煙といった生活習慣が血圧上昇につながる。

ストレスの感じ方は人それぞれだが、責任感が強く、忍耐力がある人はストレスが溜まりやすい傾向にある。
そのため、仕事の休み時間には、歩く・軽いストレッチをする、休日には趣味を楽しむ時間を作るなど、ストレス解消法を見つけたい。

また、喫煙者には、禁煙を勧める。
喫煙は動脈硬化を進めるため、たばこを1本吸うだけでも血圧が上昇するといわれている。喫煙は循環器病などの死亡率も高くするため、禁煙は様々なリスク軽減につながる。

3.高血圧の症状

高血圧は自覚症状が出にくいため、健康診断を毎年受けることが早期発見につながる。
血圧が高い状態が続くと、頭痛、めまい、肩こりなどの症状が見られるが、血圧との関係を自分で判断することは難しい。

また、高血圧をそのまま放置してしまうと、長い時間をかけて動脈硬化が進行し重病になってしまうこともがある。

日ごろから血圧コントロールを行うことが大切だ。

 

4.まとめ

家庭で測る血圧が、収縮期血圧/拡張期血圧のどちらかあるいは両方が、135/85mmHg以上であれば高血圧である。
高血圧は、収縮期血圧のみ高く、拡張期血圧は正常である場合や、収縮期血圧は正常であるが、拡張期血圧は高いなどの場合もある。

どちらか一方でも基準値を超えていれば、高血圧とされる。高血圧と診断されれば、生活習慣の改善が必要で、食事の見直し、体重コントロールなどを行うことが大切だ。