2024.06.26

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食後に高血圧の人が急に血圧が下がる理由|原因・対処法を紹介

食後に高血圧の人が急に血圧が下がる理由|原因・対処法を紹介

かかりつけの病院などで高血圧と診断された人の多くは、普段から血圧の高さに注意して生活していることでしょう。しかし、食後に血圧が急に下がってしまうことがあると、どうしてそのようなことが起こるのか不安に感じてしまう人も多いはずです。

実は、高血圧の人であっても、食後に急に血圧が下がってしまうケースは決して珍しくありません。この記事では、食後に高血圧の人が急に血圧が下がる理由について、原因・対処法などをご紹介します。

1.食後に高血圧の人が急に血圧が下がる主な原因

食後に立ち上がる際に、めまいやふらつきなどを感じたときは「食後低血圧」が起こっている可能性があります。多くの場合、食後30分から1時間の間に血圧が低下する傾向にあり、その後は次第に通常の血圧に戻るとされます。

食事をすると、食べ物の消化・吸収のために大量の血液が腸の近くに集まりますが、本来であれば人間の体は心拍のスピードを速めたり、血管を収縮させたりして血圧を維持していると考えられています。しかし、何らかの理由で血圧が適切にコントロールされなくなってしまうと、食後低血圧を引き起こしてしまう可能性があるのです。

食後に血圧が下がる主な原因としては、次のようなものがあげられます。

  • 加齢
  • 糖尿病
  • 自律神経がみだれている  など

自分が食後低血圧であるかどうかを知るためには、自宅で食前・食後の血圧を測って比べてみる方法があります。目安として、食後の最高血圧が食前より20mmHg低下する場合は、食後低血圧の可能性が疑われるため、かかりつけの医師などに相談することをおすすめします。

2.高血圧の人が急に食後に血圧が下がるのを防ぐには

食後に血圧が下がるのを防ぐためには、普段の食生活に気を配ることが大切です。具体的には、次のような対策を講じるとよいでしょう。

1回の食事量を減らす

食後に血圧が低下するのは、腸の近くに血液が集まることが主な原因と考えられます。よって、消化の負担を軽減するために「1回の食事量を減らす」ことをおすすめします。

1回の食事量を減らしても、食事の回数自体は増やして構わないので、これまでと同じ量を複数回に分けて食べるとよいでしょう。

食べ物や食事のペースを見直す

炭水化物を摂取し過ぎると、食後に血圧が下がるリスクが高まるとされます。また、早食いは腸に血液が集まりやすくなる一因と考えられており、こちらも食後の血圧低下につながる恐れがあります。

特に、炭水化物が好きな人はついつい食べ過ぎてしまう傾向にあるため、量を加減しつつゆっくり食べるようにしましょう。

食事中に水分を摂取する

血圧の調整において、水分は重要な役割を担うことから、食事中に適度に水分を摂取するのもよい方法です。特に、夏は暑さから体内の水分・塩分が排出されると血圧が下がりやすいため、普段の食事であまり水などを飲むことがない人は、食前・食後で構わないのでコップ1杯分の水分を摂取しておきましょう。

ちなみに、コーヒー・緑茶を飲むとカフェインにより血管が収縮し、食後に血圧が下がるリスクを減らせるとされます。ただし、夕食後にカフェインを摂取すると眠れなくなる可能性があるため、カフェインを含む飲み物を摂取する際は朝食・昼食のタイミングを選びましょう。

3.急に血圧が下がるのを放置するリスク

急激な血圧の低下を放置した場合、次のようなリスクが生じる恐れがあります。

脳に悪影響が及ぶ

低血圧の状態が続くと、体内の臓器に十分な血液が届かなくなってしまう恐れがあり、特に脳への悪影響が著しい傾向にあります。脳への血流が不足してしまうと、めまい・ふらつき・集中力低下・頭痛といった症状が現れる可能性があり、日常生活に支障をきたすことも十分考えられます。

ケガのリスクがある

めまいやふらつきが外出中などに生じてしまうと、それがもとで転倒し、打撲・骨折等のケガをしてしまう可能性があります。高齢者の場合、そのケガによって寝たきりになってしまうリスクもあることから、急激な血圧低下を放置しないことが大切です。

最悪のケースも考えられる

あまりにも血圧が急激に低下してしまうと、最悪の場合は死に至るリスクもあります。具体的なケースとしては、低血圧による転倒・ケガからのショック死といった流れが心配されます。

重度に至らないにせよ、低血圧が身体に負担をかけることを考慮して、早期に対策を講じることが大切です。

4.血圧が下がる原因を知った上で良い食生活を

高血圧の方であっても、食事の摂り方によっては低血圧を引き起こす恐れがあります。かといって、食生活を常に意識するのは難しいでしょう。

そのような状況において頼りになるのが、エネルギーや塩分を調整したタイヘイの「ヘルシー御膳」です。おかずは1食あたりエネルギー200kcal、主食付きは1食あたりエネルギー360kcalで、食塩相当量もそれぞれ2.2g以下、2.0以下となっています。

調味料を工夫したい方は、塩分を約50%カットした減塩丸大豆しょうゆもおすすめです。

 

5.まとめ

食後の最高血圧が食前よりも大幅に低下している場合、それは食後低血圧の可能性があります。食後に急に血圧が下がるのを防ぐためには、1回の食事量を減らしたり、炭水化物の食べ過ぎや早食いを控えたりする方法がおすすめです。

食後低血圧が起こるのを放置していると、めまいやふらつきからケガをしてしまい、それがもとで寝たきりになってしまう恐れもあります。普段食べるものや調味料に気を遣うのも限界がありますから、バランスのとれた食生活の実現に向けて、必要に応じて健康食などのサービスを活用することをおすすめします。

 

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