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お客様からの声

タイヘイのお弁当宅配は、食事づくりやお買い物でお困りのご高齢者の方にぴったりのサービスです。離れて暮らすご両親のために、ぜひご活用ください。また、産前産後で食事づくりが大変な時、仕事が忙しく栄養バランスのとれた食事づくりにお困りの方など、さまざまなシーンで活用いただいています。

糖尿病 S.Tさん 78才(取材当時) 女性

10年間、入退院もせずやってこれたのは、自分は糖尿病だという意識を、頭の片隅にいつも置いて、注意して生きてきたからかもしれません

S.Tさん
女性
宅配食のご利用歴:9年
指示エネルギー:1600kcal

日課:毎日の尿糖チェック。採血をせずに調子が分かるので、頼りにしている

家族:ご主人と二人暮らし

趣味:生け花、書道、カラオケ

糖尿病の怖さに驚く

S.Tさんは10年前、職場の検診で糖尿病がみつかりました。尿糖が3+と異常に高く、再検査の結果、糖尿病と診断されたのです。当時、糖尿病についてよく知らなかったSさんはその後、病院で受けた糖尿病の講習会で糖尿病の怖さを知りました。

絶対に悪化させないと決意

「ショックでしたね、ちゃんと治療しないと目が見えなくなるというのが。腎臓などほかの部分も次々と悪くなるということなので、そうはなりたくないと思いました。」
その時Sさんは、高すぎる血糖を下げる生活に切り替えることを決意します。最初に取り組んだのは、肥満の解消でした。

宅配食で減量に成功!

当時67kgあった体重(今は47kg、身長153cm)をまず10kg減らす目標を立てて実行しました。しかし、いざやってみるとこれが簡単ではなかったのです。毎日の食事や間食の量を少し減らす程度では、思うほど体重は減らず、忙しい仕事の合間をぬって食事療法の食事を作るのも負担でした。1年後、宅配食を導入。それをきっかけに減量が順調になり、ほどなく目標達成。高かった血糖も下がり始めたのでした。

「モーニング体操」で気分爽快!

定年(60歳)で退職してからのSさんは、それまで時間がなくてできなかった運動療法も始めました。毎日30分程度の散歩と「モーニング体操」です。「モーニング体操」は、朝目覚めた時に布団の上で手足や指を動かす軽い体操で、始動前のいわばウォーミングアップのようなもの。
「これがいいんですよ。1日が気持ちよく始められます。主人と一緒に毎朝20分程度やっています」

10年間入退院なく無事にこれた

「自分が糖尿病だということをいつも頭のすみに入れて、神経質にならない程度の忘れないで生活してきたのが、良かったんでしょうか」
糖尿病になって10年。コントロールも順調で、糖尿病の悪化により入退院など、深刻は事態を一度も経験することなくやってこれた理由をSさんはそんなふうに捉えています。
「これからは細く長く、楽しく生きたいので、本当にやりたいことは何かを、もう一度見つめなおしたい」そう語るSさんでした。

糖尿病 I.Hさん 84才(取材当時) 男性

商売に夢中で自分の健康を忘れて、病気になってしまったけど。
平均寿命まであと数年。悔いのない人生にしていきたいねえ。

I.Hさん
男性
宅配食のご利用歴:7年
指示エネルギー:1600kcal
病気で学んだこと:食事や栄養の大切さ
お気に入りの場所:散歩で毎日通る近くの川の桜並木

突然起きた脳梗塞

I.Hさん(元酒店経営)の糖尿病がわかったのは、7年前の66歳の時です。
店を終えて自宅に戻る途中、左側の手足が動かず、気になっていたところ翌日は、体の左半身がマヒして、まったく動けなくなってしまったのです。
いくつかの病院を回った結果、病気は脳梗塞とわかりました。すぐ入院して1ヵ月半治療を受けましたが、その時初めてIさんは、自分が糖尿病にかかっていること、脳梗塞になった原因も糖尿病にあることを知ったのです。

食事や健康の価値に気付く

「いつも頭の中は商売でいっぱいで、自分の健康なんて皆目考えなかったですね。時間が不規則だから、食事は仕事の合間に店で済まして、お酒もずいぶん飲みましたねえ」そんな商売一筋に明け暮れた35年でしたが、大病することもなかったので、そのまま無事に過ごせるかに見えました。が、65歳で息子さんに店の経営を譲ってまもなく、今回の脳梗塞が起きたのです。Iさんの人生最大のピンチでした。

宅配食で減量に成功!

当時67kgあった体重(今は47kg、身長153cm)をまず10kg減らす目標を立てて実行しました。しかし、いざやってみるとこれが簡単ではなかったのです。毎日の食事や間食の量を少し減らす程度では、思うほど体重は減らず、忙しい仕事の合間をぬって食事療法の食事を作るのも負担でした。1年後、宅配食を導入。それをきっかけに減量が順調になり、ほどなく目標達成。高かった血糖も下がり始めたのでした。

糖尿病も脳梗塞も見事克服

しかし、ここからがIさんのすごいところです。退院した翌日から糖尿病の治療とリハビリを開始。宅配食を使っての食事療法、血糖降下剤などの服薬、1日7,000歩の歩行を毎日続けたのです。歩行は、最初は屋上の屋根の傾斜を使って訓練。屋外でも危険なく歩けるようになってから、近くの川辺を往復するコースにして続けました。
1年過ぎ頃から、まず血糖値が安定。さらに3年後には、マヒによる障害もすべて消え、みごとに病気を克服してしまいました。「思い切って、『食事と歩行に専念する生活』に変えたのがよかったんでしょうね。今はすっかり昔の体に戻って、病気という気がしません。ありがたいですね。」

今の興味は温泉旅行

何事も全力で取り組み、立派に成果をあげてきたIさんのモットーは、「悔いのない人生をおくる」こと。そんなIさんの次の興味は、なんと温泉旅行でした。「いろいろな地方の景色を見ながら、温泉に浸かるのが今一番の楽しみです」と次の温泉旅行を計画中。楽しい旅になりますように。

糖尿病 T.Tさん 93才(取材当時) 男性

とてつもなく広いアメリカに立って、自分の知らない世界がまだあることを思い知らされたことは、よい経験でした

T.Tさん
男性
宅配食のご利用歴:13年
指示エネルギー:1400kcal

趣味:英会話、俳句

もう計算しなくていいんだね

品川区に住むT.Tさんは、13年前から食事の管理を宅配食で行っています。それまでは食品交換表を使い自力でやってきたので、宅配食に切り替えて、カロリー計算や買い出し、計量などの苦労が一気に解消し、「これは楽になった」とうれしくなりました。糖尿病がわかったのは32年前の50歳の時で、軽度だったこともあり、以来、食事と運動に気をつける生活を続け、良好なコントロールを維持しています。

給食サービスも上手に活かして

毎食、宅配食を利用していましたが、5年前から朝・夕だけ利用するようになりました。近くの老人ホームで、週2回、昼食の給食サービスがあり、それも活用することにしたからです。区のこうしたサービスは、独り暮らしで、治療食が必要な高村さんにとっても、ありがたい存在です。

生きる気力をうばった奥様の死

Tさんは15年前、40年連れ添った奥様を脳腫瘍で亡くしました。職場から病院に直行し、1年間、看病を続けたTさんにとって、奥様の死別はつらいものでした。どう生きたらいいかわからなくなり、気力も失せて、当時していた仕事もやめてしまいました。
そんなTさんを支えたのは、仏教の勉強でした。生きるヒントを探して、仏教の本に読みふける日々が続きました。そんなある日、「いつまでもぼんやりしてはいけない。やっぱりしっかり生きなくちゃ」と思えるようになったのです。奥様が亡くなって半年後、Tさんはようやく危機を脱することができました。

70代で入院や手術を体験

コントロールが良好で、病気らしい病気をしたことがなかったTさんでしたが、70歳を過ぎる頃から、時々体調を崩すようになり、軽症ではありましたが、脳梗塞や狭心症による入院生活を体験。白内障の手術も受けました。さらに、交通事故という思わぬ災難にも巻き込まれたのです。

もらい事故で思わぬ大ケガ

交通違反で警察に追われたオートバイが、たまたま近くを歩いていたTさんにぶつかり、Tさんは左大腿骨を複雑骨折。以来、杖なしでは歩けない体になってしまいました。それまでは1日6キロは楽に歩け、どこへでも好きに行くことができたのに、今では電車に乗って出かけるのも、困難になってしまったのです。

行くたびに魅せられるアメリカ

Tさんは、国際結婚をしてアメリカに住む息子さんがひとりいます。ほんの3年前まで、Tさんは毎夏息子さんのところに行き、一緒に旅行するのが、ここ十数年間の恒例行事でした。「ニューヨーク、サンフランシスコ、ダラス、ヒューストン…。アメリカの有名なところは、息子や孫たちとほとんど行きましたね。アメリカは広い。ごちゃごちゃした日本から行くと、視野がいっぺんに広がって別世界に入る感じで、ワクワクします。まだまだ行きたいところはあるけど当分お預けだね」そんなTさんの今の楽しみは、息子さんやお孫さんからの週1回の電話です。「好きな時に電話できるよう電話料はこっち持ちです」お孫さんたちと英語で話したくて、密かに英会話の勉強も続けているTさん。流暢な英語で、お孫さんたちを驚かす日を1日も早く見たいものです。

糖尿病 S.Kさん 77才(取材当時) 女性

宅配食は、本当によくできています。最初から使えば、足を切ったり失明する人はいなくなるのに…。
いい時代に糖尿病になってよかったです。

S.Kさん
女性
大事にしてきたこと:グチはこぼさない。前向きに楽しんで生きる
アドバイス:糖尿病を勉強しよう。自分なりにがんばろう

趣味:海外旅行、フラダンス、コーラス

めまいで入院して糖尿病がわかった

定年退職して、気まま生活をエンジョイしていたSさんが、強烈なめまいにおそわれ救急車で入院したのは今年5月のことでした。Sさんは高血圧症があり、めまいはそのせいと思っていたところ、検査の結果、意外にも糖尿病が発見されたのです(血糖値は314mg/dl)。

宅配食を知り自宅療養を決心

糖尿病についてよく知らなかったSさんですが、入院中に教育用のビデオを見たり、糖尿病で透析になったり足を切った人たちの様子を目のあたりにするうちに、糖尿病の怖さがわかり、ショックを受けました。そのため、3週間後に退院が決った時は、食事療法がいちばんの心配事で、砂漠にひとり放り出されたような心境になりました。しかし、宅配食の存在を知って、自宅療養に踏み切る決心がついたのです。

入念な準備は成功のもと

今までの人生で、食事にこんなに力を入れたのは初めてですが、透析や失明にならないためだと思えば頑張れました。和菓子やケーキなどの甘いもの好きでしたが、それはやめました。
Sさんは入院前に右足を骨折していて、すぐに運動療法をできませんでしたが、松葉づえが不要になってから、万歩計を買って積極的に歩いています。

トンネルは長かった

ただ、病院から離れてもくもくと続ける治療は心細く、よく不安に悩まされました。血糖値を確認したくて、次の診察日まで待てずに病院に行ってしまったこともありました。ある日ふいに「もう元気な人とは違うんだ」という思いで胸がいっぱいになり、耐えられなくなって、病院に電話をしたこともあります。でも、その時電話に出た看護婦さんは忙しそうで、切羽詰まったSさんの気持ちはわかってもらえませんでした。

頼る気持ちが失せたとき、先が見えた

しかし、そうした経験がSさんを強くしたのです。自分の病気は自分で治すしかない。そんな自覚が心の奥底に生まれ、少しずつ不安に振り回されなくなり、治療に専念できるようになっていったのです。Sさんの9月のHbAlcは、6.4%でした。「入院当時が8.2%だったことを思うと、うれしくて、主治医の先生と宅配食に感謝したい気持ちでいっぱいです」

「太りすぎこそ病気」を実感

Sさんは最近、むしろ糖尿病になってよかったとさえ思っています。血糖を下げるために体重を減らした結果、なかなか下がらなかった血圧まで自然に下がって、薬を飲まなくてもよくなったのです。うす味も慣れるにつれて、食べ物の本来の味わいがわかるようになりました。糖尿病になって、今まで気づかなかったものが見えるようになり、考え方も変わってきました。「血糖値がもう少し下がれば、また海外旅行にも行けますね。がんばらなくちゃ」ここしばらく、ケガや病気で行けなかった海外に、娘さんといっしょに旅立てる日は間近いことでしょう。

糖尿病 S.Aさん 65才(取材当時) 女性

元気な子どもをみたくて、育てたくてがんばって食べてきたのに、それが糖尿病のきっかけになるなんて、知らなかったですね。

S.Aさん
女性

家族:ご主人、お嬢さん(三女。長女と次女は既婚)、茶月(美人の猫)

趣味:手芸。こんな楽しみを教えてくれた母に感謝

挑戦:パソコン(お嬢さんのプレゼント)で日記をつける

偏頭痛で糖尿病がみつかった

Sさんの糖尿病がわかったのは、3人目のお子さんを出産して1年後のこと。疲労感と強い偏頭痛に耐えられず、かかった病院で、糖尿病と診断されました。32歳の時でした。「血糖値が500mg/dLと高く、即刻、入院でした。もともと頭痛持ちでしたが、その頃は起きる回数が多くて、痛みもひどく、変だなと思っていました」

妊娠・子育ての落とし穴

Sさんは、最初の妊娠の時から、元気な子どもを生もうと張り切って、ご飯もがんばって余計に食べていました。そして、元気いっぱいの女の子3人に恵まれました。生んだ後も体力をつけなくてはと、とにかく食べて、子育てに邁進しました。そのため、20代では45㎏だった体重が(身長は145㎝)60㎏台になり、肥満状態を10年も続けてしまったのです。糖尿病の原因のひとつに遺伝があって、それに肥満など後天的な理由が加わり、発病します。また女性は、妊娠が発病のきっかけになることもあります。「私の場合も、子どもは4㎏以上だったので、糖尿病もなるべくしてなったと思います」

宅配食で食事の悩みが解消

糖尿病がわかってから20年になりますが、幸い合併症はなく、現在は、食事と薬(血糖降下薬)のふたつで治療しています。5年前から、宅配食を1日2食使っています。
宅配食にしてよかったと思う時は、食事をちゃんとやらなくてはという、ストレスから解放されたこと。
「それまで、3度の食事をどうするかで、毎日、気が休まることがなかったですね。その心配がなくなったのが、なによりうれしい(笑)」

自力での食事管理は簡単ではない

そんなSさんですが、一度宅配食をやめた時期もありました。「1年続けて要領もわかったし、お金もかかるので、あとは自分でやってみよう」と考えたのです。
「そうしたら、またガクッと悪化してしまって…」結局、2カ月後に再開となりました。こうした体験から、エネルギーや塩分を抑える食事を自分で作るむずかしさを痛感しています。
「全部自分でやる場合、血糖値がなかなか安定しないんですね。宅配食のように、量はもちろん調味料に至るまで、徹底して変えれば、効果は出てきますが、家族と同じものを作って、量だけ減らすやり方では、血糖が下がらないことがよくわかりました。

ご主人のやさしさが支えに

Sさんには、糖尿病や偏頭痛以外にも五十肩などの持病があり、また、胆石や肺炎などで何回も入院しています。そうした砂川さんを支えたのは、ご主人のやさしさでした。
「まるで病気のデパートのような私なのに、いつも変わらず、心配して気づかってくれます。だから、三女が結婚してふたりだけになっても、ちっとも寂しくないですね」
その時は、ご主人の好きな釣りに連れていってもらおうと、Sさんは今から楽しみにしています。

糖尿病 M.Yさん 88才(取材当時) 女性

薬も注射も大事ですが、まず食事ですね。何十年も下がらなかった血糖が食事を治すだけで下がったのですから。

M.Yさん
女性
指示エネルギー:1200kcal
アドバイス:糖尿病を克服するには、食事の管理がいちばんですよ

糖尿病で脳梗塞にもなる

糖尿病の合併症に、網膜症や腎症があることはよく知られていますが、脳梗塞や心筋梗塞などの病気も含まれることをご存じでしたか?
脳梗塞や心筋梗塞は死亡率が高く、回復しても障害が残ることの多い、恐ろしい病気です。糖尿病の治療が適切でないなど、コントロールの悪い状態を長時間続けていると、こうした病気にかかる率が高まります。

右半身マヒで車椅子の生活に

今回でご紹介するM.Yさん(74歳/糖尿病歴36年)も、5年前に脳梗塞で倒れ、右の手足のマヒと失語症(Mさんの場合、人の話は理解できるが、自分でしゃべることがあまりできない)障害が残ってしまいました。そのため、今は車椅子が欠かせず、Mさんの身の回りの世話は、ご主人(74歳)がしています。
「マヒといっても右半身だけ。左側は動くので、まだ楽なほうです」とご主人は笑いますが、食事やトイレ、入浴、通院など、生活のあらゆる面での介助が必要なので、その大変さは言うまででもありません。

退院を機に宅配食へ

脳梗塞は再発しやすく、それを防ぐには、糖尿病の場合、血糖と血圧のコントロールが基本です。薬をきちんと飲み、カロリーや塩分制限された食事バランスを守ることが、ポイントになるのです。そこでご主人は、脳梗塞の治療を終えて自宅治療になった時点で、Mさんの食事を宅配食に切り替えました。

血糖値が160台になった

「替えてよかったと思います。宅配食にして約5年ですが、薬を飲んだりインスリンを打っても、何十年間も200mg/dl(空腹時)を切ることのなかった血糖値が、下がりましたからね」
Mさんの最近の血糖値は、160台をキープ。の脳梗塞を起こした時は240もあったのです。また高かった血圧も大きく改善しました。

薬だけで血糖値は下がらない

「妻は、大勢で飲んだり食べたりすることが好きな人でね。人を呼んでは、やれ天ぷらだ、まぜご飯だと料理をつくって、しょっちゅうわいわいやっていました。薬を飲んでいる安心感があったのでしょうが、糖尿病なのに、食事にあまり気をつけていなかった。そんな食べ方がいけなかったと思います」。

楽観的な性格が夫婦を支えた

今の、ご主人さんの願いは、ただひとつ。Mさんがこれ以上悪くならないことです。そうした思いは、Mさんの面倒をみる時の、ご主人の状態のやさしさや思いやりの深さからくみとれます。
「よく、世話がたいへんでしょうと言われるけれど、ぼく自身はそれほど苦労とは思っていません。ただ、これ以上悪くなるともっと動けなくなる。そうならないようにしていきたいですね。でも本人は、病気のことなんかぜんぜん気にしていませんよ。とても楽天的。もうすごいなあと思う。だから、ぼくも助かっています。ニコニコしていられる」。
すばらしいご主人に恵まれてよかったですねと、思わずMさんに言うと、Mさんは顔いっぱいの笑顔になって、何度も「そうそう」と大きく頷きました。

肝機能障害 O.Mさん 76才(取材当時) 男性

お腹いっぱいになるだけではだめなんだね。
いろいろな食べ物から、いろいろな栄養をとること、その大事さに気がつけてよかった。

O.Mさん
男性
宅配食のご利用歴:3年

日課:朝晩のお経。大きい声を出すのは健康によい

趣味:盆栽
(O.Mさんは糖尿病ではなく、肝臓を患って宅配食を利用くださった方です)

糖尿病以外の病気にも有効な宅配食

糖尿病やダイエット向けに広く使われている宅配食は、肥満や高血圧など、糖尿病以外の生活習慣病の栄養調整にも有効なものです。今回ご紹介するOさん(元工場経営)も、タイヘイの宅配食で肝臓病、腎臓病、高血圧、肥満を改善し、健康を取り戻すことができました。

肝機能障害で緊急入院

Oさんは3年前の61歳の時、庭の大木を切り落とした後に、足からお腹までの体半分が腫れ上がって緊急入院しました。原因は、重度の肝機能障害でした。ほかにも、腎臓病や高血圧症などの病気もあることが分かり、また肥満(体重83kg、身長161cm)もあったことから、今後はエネルギー、塩分、水分、たんぱく質などを制限した食事療法をしないと、深刻な事態に進むと宣告されたのです。

慣れるまで時間がかかった

そのため退院になったその日から、奥様による食事管理が始まりました。最初は全部奥様が作りましたが、計算など下準備に手間取るため、途中から宅配食を利用する方法に切り替えました。しかし、退院後しばらくはOさんの衰弱がひどく、せっかく作った食事も食べられないことがよくありました。また低カロリー、減塩の食事にOさんが慣れるまで、「お腹が空いてはいい仕事はできない」が口癖でした。いつもお腹いっぱい食べ、1日3,000kcalは摂っていたのが半分の量に制限され、しかも甘くも辛くもない味付けになったことへの抵抗感があったのです。

バランスの良い食事を続けることこそ薬

「退院してから3ヶ月間くらいが、一番苦しかったです。食事は食べられないし、衰弱するし、良くなる兆しがまったくなかったので、もう長くはないと覚悟した時もありました」と奥様。心労で口の中がカラカラになり、何を飲んでも渇きがとまらず、しゃべれなくなることもあったそうです。それでも、とにかくこの食事を続けることが薬なのだと思い直し、ことあるごとに励まし続けました。

1年後、検査データが正常に

Oさんのほうも奥様の気持ちがわかって、がんばって食べるようになり、新しい食事に少しずつ慣れていきました。そして、半年過ぎたあたりから、寝てばかりいたのが少しずつ起きるようになり、さらに半年後には、毎月の検査データが、肝臓や腎臓はもちろん、血圧まで全てが正常値を示すようになったのです。そして奥様がなにより喜んだのは、Oさんがうす味の低カロリー食を「うまいな、おいしいな」と笑顔で食べるようになったことでした。

体調が良くなるのが実感できた

「結局、栄養が大事なんですね。それも、いろいろな食べ物からとることがね。病気するまでは、仕事が忙しかったらお腹がいっぱいになれば満足で、栄養なんて考えたことはなかったです。慣れるまで時間がかかったけど、食事を気を付けるようにしてからは体調がよくなるのが自分でもわかりました」
その年、O家では初孫が誕生、去年は外孫も生まれました。「宅配食のおかげで孫の顔も見られたし、また元気になれた。ありがたいですね」Oさんが指さす方向には、ひまわりのような笑顔のお孫さんの写真がありました。

糖尿病 S.Sさん 75才(取材当時) 男性

食事療法という言い方、なんか抵抗があるなあ。運動療法も「運動しよう」でいいじゃない?
療法といわれるとストレスになる人、ぼくだけかしら。

S.Sさん
男性

家族:奥様とふたり暮らし。

日課:治療内容を記録。現在81月目

たのしみ1:すぎなのお茶づくり、ゴルフ、庭いじり、鮎釣り、漬物づくり
たのしみ2:時々あじわう晩酌の焼酎

教訓:食堂のメニューに明示されたカロリー表示は、正確とは限らない。以前うのみにしてひどい目にあったため、外食の時は、宅配食のメニューをイメージし、分量を調節している

ノイローゼを疑われ心療内科へ

Sさんの糖尿病がわかったのは、6年前の57歳の時です。大手建設会社で責任ある仕事をまかされ、やりがいを実感する日々でしたが、不眠症が続くようになり、寝酒のウイスキーは週3本を数えるまでになっていたのです。病院で調べると、血糖値が500mg/dl以上もあって、糖尿病とわかりました。「症状が、眠れないとか夢ばかりみるといったことだったのでしょう。ノイローゼを疑われて、最初は心療内科で問診ばかり。なかなか糖尿病がわかりませんでした(笑)」

よちよち歩きのスタート

しかし、Sさんの糖尿病は進行していました。両目に網膜症があり、レーザー治療で食い止めましたが、その後、右目が視神経炎を併発。また、視神経炎の薬が合わず胃潰瘍にもなり、40日も入院するおまけもつきました。
神経障害もSさんを苦しめました。糖尿病の治療を始めて1年が過ぎた頃から、両手足が痛みだし、激痛に変わったのです。とくに画びょうの上を歩かされているような足の痛みと、紙で切られるような手の痛みが、強烈でした。「それなのに主治医は歩け歩けと言う。痛くてよちよちしか歩けないのに」そんな格好で歩くのは恥ずかしいと言うと、「病気が治れば恥ずかしくなくなる」そう言われ、Sさんは覚悟を決めました。

激痛と恥ずかしさに耐えて

最初の目標は、自宅からひとつ先の駅までの往復(3,150m)です。毎日が格闘の日々で、それでも歩き続けるうちに今度は万歩計がおかしくなりました。5,000歩以上はかかるはずが、4,000歩を切る数字しか示さないのです。新しいのに替えても同じでした。その時、万歩計が壊れたのではなく、歩数が減ったとSさんは気付いたのです。歩くにつれ少しずつ痛みがうすれ、歩幅も広くなっていたのでした。

距離がのびると痛みも遠のく

それに勇気付けられたSさんは、長距離にも挑戦。距離や景色の違うコースを数箇所つくり、体調に合わせて組み合わせを変えたり、カラオケのテープを聴きながらなど、楽しく歩く工夫もしました。(1日合計で、25,000歩以上歩いた時期もありました。並行して受けた高圧酸素治療も効きましたね。)3年後、足も手も痛みは全て消えていました。

やめてわかったストレスの日々

「これからは、好きに気ままにやりますよ。」仕事一辺倒だった日々を振り返って、Sさんは言い切りました。たくさんの職人を使う苦労、厳しいノルマ、責任の重圧からくる慢性的なストレス、暴飲暴食の日々。それらが糖尿病につながったと思えるのです。それだけに、退職後に得た今の自由な生活が、楽しく貴重に感じられます。

5年目に入った宅配食

タイヘイを利用して5年。3月からは2週間おきに変えました。2週間は宅配食、あとの2週間は好きに食べる試み。「宅配食にして長いので、好きに食べるといっても、つい今までの応用版になっちゃって…。自分でカロリー計算はできないので、宅配食はこれからも続けます。」Sさんはそう言って笑いました。

糖尿病 T.Tさん 93才(取材当時) 男性

私が糖尿病を克服できたのは、死への恐怖心と強い意志の力です。
私の銅像を建てる話も出たんですよ。ハッハッハッ。

T.Tさん
男性
宅配食の種類:ヘルシー御膳(ご自身で1,400kcalに調整)
アドバイス:糖尿病を克服するには、バランスのとれた食事がいちばんですよ

思わぬことで糖尿病がわかった

T.Tさんは8年前、突然小水が出なくなり、びっくりして病院に行ったところ、前立腺肥大症にかかっていることがわかりました。幸い病状は軽く、薬での治療でよいことになったのですが、その時の検査で糖尿病があることも判明(血糖値370mg/dl)。こちらのほうは入院が必要で、すぐに入院し治療が開始されました。

1年未満で薬が不要に

薬と食事療法の治療を受け、2週間後に退院したTさんの目に入ったのは、新聞に折り込まれた宅配食チラシでした。そこには、糖尿病や高血圧の人向けに、低カロリーで減塩のお弁当を宅配すると書かれていたのです。Tさんはその2年前、脳出血で倒れているので、血圧のコントロールも大事な課題でした。今回の入院で食事療法の効果も知っていたので、食事の管理は宅配食で行うことを即座に決意。さっそく実行に移しました。そして1年もたたないうちに、血糖降下薬が不要になり、その後、血圧の薬も最少量に減って、8年経った現在も良好なコントロールを続けているのです。

怖い病気だから克服したかった

Tさんのめざましい改善ぶりは病院でも有名で、「糖尿病を食事療法で克服するなんて、偉いですねぇ。銅像でも建てたいね」とほめるお医者さんもいたほどです。「私は一度死に損なっていますからね。糖尿病もこわい病気だから…。自覚症状がないからみんな軽くみているけど」照れながらTさんは言いました。

脳出血で知った死の怖さ

Tさんは72歳の時に脳出血で倒れています。血圧は220/120mmHgに達していて、どこまで血圧を下げられるか、予断を許さない状況でした。が、幸い血圧は下がりだし、右半身のマヒが残っただけで助かりました。しかしその時にお医者さんから言われた「今度倒れたら御陀仏ですよ」という言葉は、Tさんの脳裏に深く刻まれたのです。
「脳出血になる前までは、毎晩飲み歩いて食べることが大好きだったんです。そんな人が、脳出血の後はお酒もぴたりとやめ、糖尿病と言われてからは、感心なくらい低カロリー・減塩を守っています。やっぱり、脳出血の時に味わった死への恐怖があるんじゃないでしょうかね」奥様が言うと、「それだけじゃない。意志の強さもある。私は一度決めたことはちゃんとやる性格だから」とつけ加えるTさんでした。

もう宅配食なしでは成り立たない々

8年目に入る今では、もう宅配食なしでは考えられない毎日になりました。「宅配食は高いとは思いません。買い物に行かなくていいし、毎日の献立は考えなくていいですからね」と奥様は言います。

糖尿病でもいたって健康

脳出血や糖尿病になってからのTさんは、生活を正し、リハビリを続け、持病をよくコントロールしてきたので、体のマヒも一部にとどまり、82歳の今も健康そのもの。ただそうした生活も、奥様の献身的な支えがあったからこそなのです。「今はお互いなんとか元気でやっていますが、この状況がいつまで続くかですね。高齢ですからどっちが先か、そういう心配はありますねぇ」 それを聞いたTさんは即座に、「おれより、先に死んだらだめだよ」と言ったのです。奥様は「まあ、先に死んじゃだめだなんて、言われたのは初めて」と、驚きながらも笑顔を見せました。そんなお二人のやりとりから、50年以上を共に過ごした夫婦ならではのぬくもりが、伝わってきました。

糖尿病 N.Hさん 77才(取材当時) 男性

やればやっただけのことはありましたね。
だから遅すぎるとあきらめずに、まずはやってみましょうよ

N.Hさん
男性
宅配食のご利用歴:8年
指示カロリー:1600kcal

趣味:スクエアダンス。ダンス歴47年。日本のスクエアダンスの草分け的存在

出会い:奥様の千代さんとは、スクエアダンスでカップルになったことでご結婚

24年間やっぱり苦労

N.Hさんが糖尿病といわれて、24年が経ちます。その間、糖尿病の悪化や、脳梗塞、脳出血など余病の併発、そうした病気の入退院、後遺症のリハビリなど、いろいろなことがあり、やはり苦労の連続でした。

今のコントロールは最優秀

しかし、そうした試行錯誤の歳月を奥様といっしょに乗り越えてきて、Nさんは最近、ようやく糖尿病の治療の要領をつかめた気がしています。ここ2~3年のコントロールは随時血糖値が120mg/dl、HbA1cが6.1%と良好で、病院からもいちばん良いクラスの「優秀」の評価がもらえるようになりました。このコントロールにたどり着くまで、どんなご苦労や思いがあったのでしょうか。

十数年の治療を放置

Nさんご夫婦が今でも悔やむ失敗は、24年前に糖尿病が見つかっていたにも関わらず、十数年間も治療をせず放置してしまったことです。当時血糖値は450mg/dlもあって、即刻入院を勧められたのですが、42歳の働き盛りで仕事人間だったNさんは、奥様や主治医の忠告を振り切って、入院よりも服薬を選びました。しかし、出世街道をばく進していたNさんは服薬どころではなく、お酒にどっぷりと浸かる毎日で、糖尿病を悪化させるような生活を続けてきたのです。

糖尿病の怖さを思い知る

しかし、そうしたつけは、十数年後、脳梗塞や脳内出血という形で返ってきました。ある朝起きると、突然しゃべることができなくなり、病院に行って初めて、脳梗塞により言語障害ということがわかりました。発見が早かったため、その時は一ヶ月間の入院で済み、後遺症の言語障害もリハビリで回復しました。
この体験で、糖尿用の怖さを思い知らされたNさんご夫婦は、治療の大切さを再認識。食事療法を確実に実行するために、治療用の宅配食に切り替えたり、薬やインスリンも指示通りを守ることを心がけました。そうした努力は、やがてコントロールにもはっきりと現れて、Nさんにかつての元気が戻ってきました。。

元気になってつい油断々

しかし、体調が良くなってくると、人は油断するものなのでしょう。Nさんには、若い頃方続けてきたスクエアダンスの趣味があり、会も主催しています。糖尿病の改善とともに、そうした活躍も再開した結果、外食の機会が増えて、せっかく改善してきたコントロールが、また乱れ始めたのです。
脳内出血は、外食でコントロールが悪化していたところに、10日もインスリンを打ち忘れて、高血糖を続けてしまった時に起きました。しかし、奥様がご主人の異変に気付き、すぐに入院させたので、記憶の一部分を失っただけで済んだのは、幸いなことでした。

悪化してからでも遅くない

「振り返ると、やればやっただけのことはあるのだと思いますね。うちの場合、治療をちゃんとするようになったのは、かなり悪化してからでしたが、それでもコントロールはどんどんよくなったし、元気も戻ってきました。だからまずやってみてください。あきらめないで」 ずっとご主人を支えてきた奥様は、こうアドバイスしています。