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食事療法を勧められた方へ

食事療法は、薬を飲むわけでもなくお金もかからないため軽視されがちですが、一番効果があり、またほかの治療法の効果も助ける、もっとも基本になる重要な治療法です。
食事療法といっても、特別な食事があるわけではありません。

1日の摂取エネルギー量・塩分が決められるだけ。あとは、炭水化物、たんぱく質、脂質の三大栄養素の必要量を、バランスよくとり、ビタミンやミネラルなども、欠かさずにとることが、治療です。つまり、それまでの食事の偏りを改め、健康的な食事に変えることが目的なのです。また、この食事療法は、糖尿病でない人が、生活習慣病を予防するための健康食として利用しても、大変効果的です。 

糖尿病・高血圧

糖尿病に食事療法は絶対に必要です。食事で余分なエネルギーをとってしまうと、それを処理するのは大変だからです。適切なエネルギー摂取量に抑えるほうが、血糖コントロールをより楽に行えます。実際、食事が乱れていれば、ほかの治療法の効果はあまり反映されません。その意味でも、食事療法は糖尿病治療の根幹となる治療法です。厳格に食事療法を守るのであれば、7割以上の患者さんがそれだけでコントロールが可能です。
栄養バランスのとれた食事の仕方を覚えるようにしましょう。

食事は高血圧と密接な関係にあり、治療に当たっては、食塩を控え栄養バランスの良い食事を心掛け、肥満しないよう適度の運動を行うことが基本になります。

糖尿病腎症

糖尿病腎症は、糖尿病の三大合併症のひとつで、腎臓の機能が少しずつ低下する病気です。腎臓は、血液中の老廃物をろ過し、尿として排泄する臓器です。腎症が進行すると、腎臓がほとんど働かない腎不全になり、器械で血液をろ過する、人工血液透析療法が必要になります。

糖尿病腎症の治療では、その進行の程度(病期)にあわせた食事・運動療法が必要になります。薬物療法も同様です。適正エネルギー、たんぱく質、リン、カリウム、塩分を調整した食事が重要となります。

食事療法でお困りの方へ。ご活用方法

ヘルシー御膳

ヘルシー御膳は1食のエネルギー・塩分が分かるので、主治医から指示されたエネルギーに従ったお食事の設定が容易に出来ます。使い方は色々。週5回朝食・夕食に利用。週7回夕食のみ利用。週7回昼食・夕食に利用等ライフスタイルに合わせてご利用いただけます。

ヘルシー御膳のエネルギー設定は一日1200kcalです。

1200kcalを基本食とし、主食・付加食で適正な食事を摂る事が出来ます。

たんぱく調整食

たんぱく調整食は腎臓をいたわる「おいしいおかず」のお食事です。一日の食事の中にたんぱく調整食を取り入れていただく事で適正エネルギーの減塩食をより実行しやすくなるようお手伝いいたします。